天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

養いたいぜ

行ってきました。

横浜美術館

松井冬子展!

死体や

内臓や

幽霊や

ただれた奇形の花などなど

若干グロテスクかつ

エキセントリックな素材が

いっぱいだったにも関わらず

グロい!とか

奇抜!とか

なるほど斬新ね~

などとは感じず

静けさや

優しさや

緻密な静観の果ての諦念

みたいなものを

感じた。

重いんだけど

不快な重さじゃない感じ。

なんて言って

頭使って

必死で見ないといけない

自分が悲しい。

わしづかみ!

開眼!って

無条件に引き込まれたというより

ふむふむって

必死で

入り込んで行った感じ。

それは

自分自身に

それ相応の知識や感性が

ないから。

やっぱり美術館は

テレビっ子な

自分の感性では

まだ

心から楽しめる場所じゃないんだと

改めて

身の程を

思い知った。

だけど

全くわからんちん

だったかと

いうと

つまらんぷー

だったかと

いうと

嬉しいことに

松井冬子作品は

そうではなかった。

薦めてくれた

さとみちゃん

ありがとうドキドキ

感じ入る瞬間も

多々あったし

いろいろ考えたし

こんなふうにして

なんか養えたら

いいかな。

けど、ま、

育たないものは

育たないし

面白いと感じられないものは

無理して触れたり

知ったかぶったりしないで

たまには

こんなふうに

身の丈以上のもののほうも

向こうかなと

思いました。

そしたら

歌も

もっと…。

なんて簡単じゃないよね。

そんなふうに

見るもの聴くもの

全部役立てよう

なんてしてると

左脳ばっか

使いすぎて

大事な感性

育たないのよ!!

ケチふみこ!

いろんなものに

触れて

ちゃんと感動できる

知識・経験と

素直な感性が育てば

毎日

もっと

楽しかろうな。

ちょっと

養いたいもんだな

思えた

素敵な1日でした。