天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

アルペジオ!

親の影響で

幼児期

70年代フォークばかり

聴いて育ちました。

吉田拓郎

永井龍雲

長渕剛

松山千春

etc…。

幼心に

不思議だったのが

なぜ

男のくせに

女の歌を歌うのか。

一人称に

「私」とか

「あたい」とか

語尾に

「~わ」とか

「~でしょ」とか

決まって

フられても強がる

けなげで

悲しい女の歌を

歌うのか。

想像力の乏しい子供だったので

どうしても

歌詞をきいて

架空の女性を

思い浮かべることができず

女装した吉田拓郎

女装した長渕剛

泣いてたり

煙草ふかしてたり

低いオカマ声で

「~だわ」って言ってたり

する情景しか

浮かばず

そり残したヒゲや

網タイツからはみ出すすね毛や

変な想像ばかり膨らみ

気持ち悪くなった。

ある程度

大人になって

「女性の立場に立って女性の気持ちを歌った歌」なのだ

と理解できても

こんなに

けなげで

儚くて

よわっちぃ

女なんかいねーよ!

女なんか

もっと

図太くて

ズルくて

わがままだよ。

と。

理想の女像

気持ち悪いんだよ、と

素直に聴けなかった。

しかし

去年

恋人との

同棲解消後

ふいに耳にした

松山千春

「旅立ち」に

涙が出た。

これを

一応女である

私の解釈で

私の歌い方で

歌ってみたいなぁと

思っていた。

なので

次回ライブで

松山千春の「旅立ち」

も歌います。

ギターは

どうしても

原曲通りの

あの

つぶつぶの

アルペジオ

必要!

と思うので

必死こいて

練習中。

知久さんみたいな

1音1音

くっきりした

演奏したいなぁ。

なかなかどうして

できないなぁ。

指先ジンジンDAYS!