天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

そんな夏色

今振り返ると

私は何もわかっていなかったし

私自身はセンス無かったなぁ

と思うが

20歳~23歳の頃

手作り工房錫村

という団体で

演劇をしていた。

今考えても

センスの飛び抜けた

素晴らしい団体だった。

そこの元主宰で

今は

実演販売と

ショップチャンネル

ぶいぶい言わせている

錫村氏と呑んだ。

錫村氏の

感動の対価を

すっと払える人間と

そういうチャンネルを持ち合わせていない

ケチ臭い人間がいる

ある程度

顔を見ればわかるが

結局は

自分がどこに

焦点を合わせていくかだ

というような話に共感した。

自分が

人前で

パフォーマンスする以上

少しでも

多くの人に

認めて欲しい。

愛して欲しい。

そう思うと

つい「いい子」になってしまう。

だけど

みんなが

本当に見たいのは

「いい子」なんかじゃない

芯のある

ぶれない

破壊力のある何か。

見たこともない何か。

予想を裏切って

知らないところに連れて行ってくれる

何か。

感情をねじ伏せ

感動で埋め尽くす何か。

難しいなあ

今の私は全然足りないなぁ

というか

中途半端に

いい子になろうとしてないか

いけない

いけない。

錫村氏と呑むと

いつも

共感や

感動・敬服で

泣きそうになる。

(単に雨本泣き上戸説もある)

そんな錫村氏。

来年

結婚するらしい。

心から嬉しく

羨ましく

少し寂しいわ

複雑な女心。

そんな

錫村氏の自転車に二人乗りして

59歳の恋人宅に

送られる私。

そんな

夏色な今夜

(注:肌寒かったです)。