天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

悦に入る瞬間

5年生のとき

福岡で

初めて

地下鉄に乗った。

駅はピカピカで

車窓は暗くて

車内には特別なテレビがあって(モニターのことです)

なんて

都会的な乗り物だろうと思った。

夜遅く

乗客もまばらな車内に

ショートカットの

若いお姉さんが

乗ってきた。

ギターを背負って

少し疲れた顔をして。

素敵っ☆

と思った。

当時

川本真琴にハマり倒していた私。

視線の先を追って

母親が

川本真琴みたいだねぇ」

と言った。

ぅわー

いいなぁ

私も大きくなったら

ギター背負って

一人で

少し疲れた顔して

地下鉄に乗りたいっ!

と思った。

地下鉄に乗ると

よく

その光景を思い出す。

当時の願いが叶って

一人

ギターを抱えてることが嬉しく

敢えて

少し疲れた顔してみるものの

心の中では

にやっとしています。

さてさて

明日は秋田犬。

詳細はまた

すぐ書きます。