夜中
というか
明け方
ふと目が覚めて
ひとり考えている。
ピクルスについて考えている。
きっかけは
「昔、『ピクルス』ってハンバーガーに入っている、緑のやつだと思ってたんだよね」
という友人の言葉。
私「え?そうじゃない?何か違うの?」
友「いや、あの緑の野菜のことを『ピクルス』だと思ってたの」
私「あーなるほど。『ピクルス=酢漬け』じゃなくて」
友「そう。あの緑のやつってズッキーニか何かだよね。だから『ピクルス=ズッキーニ』と思ってたんだよね」
私「そっか。じゃスーパーとかでズッキーニが売られてたら『あ、ピクルス』って思ってたんだね」
友「そうそう。『自家製ピクルス』頼んで、セロリやオリーブのピクルス出てきたら『ピクルス入ってねえじゃん!』って思ってた(笑)」
こういう話、好きだ。
ちょっと感動してしまう。
こういう話に触れるたび
ヘレンケラーを思い出す。
目と耳の不自由なヘレンケラーにとって
『コップ=水』だった。
「水ちょうだい」と言って手渡されるのが
コップに入った水だったから。
でも
サリバン先生が
井戸から汲み出した水を直接触らせて
『水』と教えたときに
「water!!」
と叫び
初めて『コップ』と『水』の違いを認識したという話。
まあ
偉大なヘレンケラーのエピソードと
ピクルスにまつわる勘違いを
ごっちゃに話をするのもどうかとは思うけど。
勘違いしていた言葉の
本当の意味を知ると
「あぁ世の中はこのように整理されていたのだな」
とちょっと感動する。
こんな些細なものにまできちんと名前がついているのだな、とか
こんな抽象的な概念にもきちんと名前がついているのだな、とか
それらがきちんと区別して認識できるようになっているのだな、とか
そういうことにしみじみ感じ入る。
子供の頃
「時間」と「時刻」の違い
「km」と「km/h」の違い
を知ったとき「ほう!」と思った。
こないだ
「沸点」「氷点」と「しきい値」の位置づけが
しっくりきた。
ごっちゃになりがちなことを
区別して認識できるようになるのも面白いし。
反対に
勘違い発覚によって
アレとコレはごっちゃになりがちな物事だな、
確かにこの角度から見たらアレとコレはおんなじだけど
別の角度から見ると違うよなと実感するのも面白い。
すごく好きな人が出来た時に
「これは恋なのか、性欲なのではないか」と悩んだ
という話も
そういう意味で
面白いなと思う。
変な時間に起きて
変な時間に眠くなってきた。
やばい
昨日も寝坊して大遅刻したのだ。
そういえば
子供の頃
「ねぼう」と「ちこく」をごっちゃに認識していたなあ。
直近のライブ予定
☆2月
☆3月
3日(木) @高円寺彦六
6日(木) @高円寺 稲生座
10日(木) @池袋LiveInnRossa17日(木)
17日(木) @吉祥寺MANDALA2 雨本×花本×今泉3マン「もみじとヒトデとお星さま~春編~」24日(木) @下北沢barrack block cafe
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☆4月
5日(火)
「なぜか埼玉」知り合いライブ @新宿パペラ
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