昨日は3時まで寝付けなかった。
風邪をひいたせいで喉が痛く呼吸がつらく・・・。
長引くなかなかやっかいなもの♪冬の失恋と夏の風邪♪
眠れない夏の夜、といえば
・・・怪談?
嫌いなんですけど!
怖いのとか無理なんですけど!
もののはずみでYouTubeに上がっている稲川淳二を聞きかけて
あ、でも、やっぱ無理。
今は聞けたとしても、暗い夜道で急に思い出してものすごく怖くなるから
やめたほうが良い。
原付のバックミラーが見られなくなっちゃう。
でも、ちょっとひんやりする話聞きたい。
というわけで
落語好きの会の先輩レコメンド
カイダンシンケイカサネガフチ、と読みます。
このシンケイって当て字ですが「神経」らしいです。
西洋医学が入ってきて「神経」という概念に触れた日本人にとって
「神経」という概念は新鮮だったらしく流行語になったそうです。
でも、やはり正確にとらえるのは難しかったようで
気が狂ってしまう状態を指して「神経」と使っていたらしいのです。
つまり「キチ〇イ」と同義に使っていた、と。
「神経」と書くのは差し障りがあるから「真景」と記したよう。
怪談の本題に入る前に、この部分に感動してしまいました。
というのも、うちの祖母が
祖父(すぐキレる、気が荒い、the九州男児)に対して
陰で「あのシンケーが!」と言っていたのですよ。昔。
祖母の使う「シンケー」の意味が、当時はいまいちわからなかったのですが
20年以上の時を経てわかって、
へぇおばあちゃんは、おじいちゃんに怒鳴られた後、陰で「キチ〇イが!」と言っていたのだな、と。
ま、あんまり人様に話す内容ではない気がしますが。
この「真景累ヶ淵」という怪談は
心霊現象というものは、殺人などひどいことを犯した人間の強い罪悪感により見えてしまう幻覚と紙一重、という扱いで
怪談というより
因果な縁をベースに作られた人間ドラマで、非常に面白かったです。
借りた金を返さず開き直るお侍さんは100%悪いけど
プライドが高く酒癖も悪いお侍相手に
酒の席でしつこく返金の催促したうえ、「バカ」なんて言葉を使っちゃダメだろ
そら、刀も抜かれるわ~。
でも、お侍さんも、金返せよな。
峰打ちのつもりが、斬っちゃった、てへ、じゃねえよ。
という感じで
登場人物全員が、あと一歩のところで自分を抑えたり、感情をコントロールできれば、そんな悲劇は起こらなかったのに、という話の連続で
単純にお化けの話というより
自分の行いを顧みるきっかけになる教訓話の要素もあるようで
よくできた長編ストーリーだった。
って
まだ3話までしか聞いてないけど。
~夢見がちな幽霊~
出演:花本麻里絵(サポートあり編成)、紙子、渡辺みやこ、
Ayame The Cassis、ぎゅう、雨本ふみ、