天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

祖母の心配

種子島に一人で暮らす87歳の祖母は

連日の新型コロナウイルス報道に

胸を痛めている。

東京。とか神奈川。とか

種子島から見るともう同じ地域。

ふみこはウイルス大丈夫やろかい?と心配しているらしい。

「とりあえず普通の生活はできているし、大丈夫よー」と電話することに。

 


久しぶりの電話だったので

まず喜んでくれた。

「ふみちゃーーん」とハイテンション。

そのあと「東京はおそろしかどがー?(おそろしいでしょう)」と、急に声をひそめる。

「いや。今のところ大丈夫よ、気はつけるけど」

と言っても聞く耳を持たず

「ばあちゃんはテレビを見るたびおそろしかー!!毎日毎日、コロ、コロス…コロス…ウイルス、ちゅーて。おそろしかー!」とのこと。

うん。確かにその新型ウイルスは恐ろしいな。殺傷能力高そう。

って笑い事ではないし、

おばあちゃんもふざけているわけではないので、堪えようと思ったが思わず噴き出してしまった。

よくわかっていなくても、人が笑うと釣られて笑うノリの良いばあちゃん。

「ふみちゃんの元気な声が聞けてよかった」とのこと。

「ありがとう、大丈夫。気をつけるから。ところで、ばあちゃんは元気」と聞くと、転んで腰が痛いらしい。

「行け行け」と言われて病院には言ったそうだが。

「写真がイヤやっとよー」と言っていた。写真とはレントゲンのこと。

さすが戦前生まれ。

「どうしても撮れ!って言うからもう、なんともない股関節を撮らせてやった!」と高笑いしていた。

…うーむ。まあ元気そうで何より。

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新型コロナウイルスはこれ以上広がらないで欲しいと願うばかりだ。でも、じわじわ広がっているようで恐ろしい。

ダイヤモンドプリンセス号の報道を見るたび、3年前の春、クルーズ船で歌う仕事をした時のことを思い出して

ああ、あの環境に閉じ込められるのめっっっちゃツラ!!!と思う。

まあ、仕事だからかとは思うが

たった5日間でも最後は少ししんどかったのよ。

地上から離れて暮らすの。

それが感染は恐ろしいわ、先はみえないわで。ううむ。胸が痛い。

 


ライブをやる側の同業者たちのことも気になる。

皆、迷いながらやっているのだろうなと思う。

結構なストレスだよなあ。

マスク不足で花粉症同業者諸君のガード状況も気になるし。

 

ああ早く鎮まれ。