天元ふみブログ

片付けられない感情を歌う「片付けられない女」の日常

 

生意気言います

中学校の社会の時間

日本の産業と

経済について

資源を外国から

輸入して

製品にして

外国に輸出する

加工貿易

今日の

経済的発展があるのだと

教わり

愕然としました。

「そんな危なっかしいことで栄えてんの?!大丈夫なの?!」

おまけに

当時のりにのってた

自動車産業なんか

貿易黒字に浮かれて

アメリカやドイツの

反感買いまくり!

ハハハ!

黒字っつうのも楽じゃないねー!

みたいなことを

教師が面白そうに

話していて

ますます

「大丈夫なの?!

外国から買ったものいじって外国に売ってるのに、外国怒らせちゃダメじゃん」

とハラハラしたことを今思い出す。

子どもの頃から

日本は優秀

日本は金持ち

日本は勝ち組

と植えつけられていて

何の不安も疑問も

抱かなかったのだけど

このとき

「え!繁栄の基盤はそんな頼りないもんなの?」

と衝撃を受けた。

もちろん

資源に乏しい

小さな国で

他の大国に負けない

経済力を持ってるんだから

誇るべきだと思う。

でも

奢ってはいけないなと。

自分の国で

0から作れない物で

成り立っている

経済なんて

ちょっとした要因でバランス崩せば

崩壊するのだ

私は

授業を受けながら

太平洋にかかる

細っい棒の上を

平均台みたいに

天秤棒かついで

自動車売りに行く

忍者をイメージしてヒヤリとした。

そのヒヤリを

今まで忘れていた。

根拠のないものはいずれ壊れ

基盤の弱い物はやがて崩れる

怖いのは

根拠のなさと

基盤の弱さを忘れて

細い棒の上で

あぐらをかくことなのだ。

日本製品が外国で売れない今

国内消費を輸入に頼らざるを得ない今

そんな今になってようやく

「足場固めなきゃヤバくね?」

と思ってる

なんとも

呑気で脳天気な我々。

そんなことを

偉そうに

ブログと書く

24歳フリーター

寺地芙美子