知久さんの歌を
聴いたあとは
iPod聴く気にはならない
もちろん自分の音源チェックなんかできない
誰かに電話することも
何か深く考えることも
できない。
勿体無くて
したくない。
昨日も
頭空っぽにして
吉祥寺から
ひとりで
ぷ~らぷら
傘差して歩いて帰ってきた。
3ヶ月ぶりに
ライブに行ったが
やっぱり
知久さん
いいなぁ。
聴きながら
歌詞やメロディーを
追わなくても
彼の
1音1音
集中力の行き届いたギターと歌声で
知らぬ間に
聴き手の右脳が
全開になり
そこへ
へっぽこキテレツ秀逸フレーズが
ズビシっと
突き刺さる。
泣く=感動
みたいな
言い方をする人種は
信用ならないと
常々思っているが
知久さんの
歌は
その
へんな
右脳を掴まれる感じがあまりに心地よくて
自然に涙が出る。
まぁ私ゃ
酒飲みゃ大概泣くので
(めんどくせぇ)
信用ならないが。
ただ
一緒に聴いていた
鉄の男、丸谷氏も
「ちょっと涙が出ました」
と言っていたので。
第一部の終わりは
私の大好きな
という歌だった。
休憩時間
ふと外に出たら
街の光を滲ませながら
いい感じで
雨が降り出していて
ホント気持ち良かった。
なんだか
今なら
トトロにでも
キジムナーにでも
会えそうだな
と思ってしまうくらい
うっとり
ぽっかりした気分だった。
いや、
知久さんこそが
妖怪なのかもな。