国立演芸場に行ってきました。
ボーイズバラエティー協会の
大演芸祭りを見るため
初めての国立演芸場。
何度か共演させていただいたことのある
ペーソス、や
夫婦楽団ジキジキ、が
出演することもありますが
一度ボーイズ芸というものをきちんと見てみたいと思っていたのです。
そもそも「ボーイズ芸」って何?
wikipediaによると
「ボーイズとは、演芸の一種で、楽器を使用した音楽ショウ。漫才師の行う音曲漫才や、コミックバンドが演ずる音楽コントとは異なる、独特の形態を持つ。」
とのこと。
…わからん。
「独特の形態」?
まぁ良い。百聞は一見に如かず!だ!
足を踏み入れた演芸場は
まともな若者・大人は忙しい(芸人さんたちの言葉です)GW中日のためか
この会場はR60指定なのかしら・・・
私のようなハナタレが居てもよいのかしら・・・という雰囲気でした。
運よく空いていた最前列に陣取り
ワンカップを片手に眠りかけている方などを横目に見つつ
ワクワク待っていると
幕が上がり
舞台の床中央がぱかっと開き
ウィーンとセンターマイクが出てきました。
おおお!ハイテク!
司会の日高てんさんの紹介で
いろいろな芸人さんが次々に出てきます。
漫談、三味線弾き語り、浪曲、漫才、ダンス
個性がありすぎて
見方がわからないーーーー!!www
いやいやいやいや勉強になっっったなぁ・・・
結局、「ボーイズ芸ってなんだろう」という謎は深まりましたが
やっぱりペーソスはカッコイイと思いました。
4人それぞれの役割をそれぞれがキッチリと果たしていてクールだわと思いました。
特に、専属司会のスマイリー井原氏の声色、ハモリ、米内山さんにマイクを向ける際の動き、いちいち優雅でした。
(スマイリー井原氏は、「不安定な情緒」動画の冒頭で口上を述べてくださっています。)
米内山さんの繊細ギター
末井さんの哀愁サックス
そして島本さんの上品で物悲しい立ち姿と時折括目する狂気の滲むパフォーマンスが素敵で、
「ああ15分じゃ足りない・・・」と感じてしまいました。
あと、夫婦楽団ジキジキの演奏力、歌唱力の高さにはうなりました。
やっぱ、お笑いであっても音楽である以上、上手さは必須条件なのだな
聞いていてワクワクするほどにキレのよい演奏ができることは武器だな
と思いました。
ああ私も練習しなければ。
初めて見た芸人さんで一番印象的だったのは
キレッキレの動きに魅せられたアンクルベイビーと
安定感抜群の大空なんだかんだ。
「お前、できるの?」
「…できるよ?」
というベタなネタ振りでも
「…できるよ?」の間と言い方と顔が抜群に面白かったです。
ベテラン芸人さんのグダグダ?なの?大丈夫なの?みたいな瞬間も
フレッシュなのだろうなという芸人さんの、緊張なさっているのかな?だだだ大丈夫かな?みたいな瞬間もすべて
とにかく勉強になったなぁぁぁぁぁ
帰り道
演芸場のロビーで
所在なさげな猫背の老紳士を見つけて
「あら、おじいちゃん、どうしたの?家族とはぐれたの?」
なんて思って見ていたら
島本さんでした。(失礼!すみません。)
ステージ上とのギャップ!!!(笑)
またまた帰り道の話ですが
一緒に行った人とディズニー映画の話になり
知人「ファインディング・ニモ見てないの?」
私 「見てないんだ」
知 「モンスターズ・インクは?」
私 「あぁ見てないな」
知 「ディズニー映画全然見てないんだね。・・・じゃあ東京ボーイズは?」
私 「…見た」
知 「大空なんだかんだは?」
私 「…見た、生で見た」
知 「ペーソスは?」
私 「…見た」
というやりとりをして遊びました。
<出演>雨本ふみ×Melody Koga 18:00 OPEN/20:00 START 投げ銭制