4/25(日)
緊急事態宣言の対象日初日
高円寺U-haでは
それはそれは穏やかに安全に
でも激しく楽しく
ライブが行われました。
まあね、対バンがふれでりっひ書院の時点で、もうこの日は心地よいのが約束されていたようなもので。
緊急事態も
親知らずも
ただの肴です。
あ、お酒は飲んでませんよ。
そう
お酒を飲んでいないからか
最近遠出をしていないからか
ふれでりっひ書院と一緒に
遠足をしたような感覚になりました。
別にセッションとかしていないのに
私が演奏している間も
ふれでりっひ書院の演奏中も
なんだか一緒にステージにいながら
曲ごとに「ねえ、こっち!きてきて!」「え!そっち?行く行くー」と
走り回り、飛び回りながら
いろんな景色を眺めたような気分。
たっぷり音楽が楽しめて幸せでした。
…まあ、飲めるなら飲みたいですが(笑)
井上さん、お写真ありがとうございます。
「気まぐれな僕らの遊び方」
「こんにちは久しぶり」
「不安定な情緒」
「蚊取り線香」
「ごめんね」
ここまで歌ってひと休み。
親知らずが爆発して左頬が痛い最近
常に頭の中に流れている
長渕剛の「親知らず」を歌ってみました。少しだけ。
子どもの頃に聴いてたから全部まるっと覚えてる!と思ったけど、演り慣れてないとつっかえちゃうな。
でも改めて聴き直すとカッコいい曲なの!
ギターとハープの演奏が迫力あって。
ついでに、今、クレイジーキャッツが大好きという話をして。
クレイジーキャッツになりたい宣言。好きになると安直に「こうなりたい」と思う単細胞なのです。
そこから
「レクイエム」
「散歩の途中で」
「ガラパゴス」
飛沫対策のため
コールアンドレスポンスは心の中で行いました。
ちゃんと聞こえましたよ
皆様の「心中したいな♪」が。
そもそもアコースティックのライブで
コールアンドレスポンスって
するのもされるのもなかなか気恥ずかしくないですか?
でも、やらなきゃいけない、と思ってやっていた節がある。
やればやるだけ慣れてもきた。
そんな折、ふれでりっひ書院の「彼のDV」という歌を聴いた。
胸がすく思いと耳が痛い気持ち。
そして「こういうものだかしょうがない」と見て見ぬ振りしている違和感を上手に炙り出して作品にする山田庵巳氏のセンスの良さに敬服。
なんて話も交えつつ
百も承知で鉄砲どーん!
ふれでりっひ書院はこの日
サポートにギターのゆうにゃんさんが加わり、一段と香り高く。
ナイロン弦の響きが合う!節々で心地よく絡むギターの旋律に新鮮なときめきを覚えました。
あと、庵巳さんのアカペラに
すっと溶け入るクラキョンさんのアコーディオンは何度観てもすごいと思う。美しくてすごい。呼吸を合わせるってことだと思うんだけど、合わせてるというより、自然に合ってるように見える。それがすごい。繊細かつダイナミックにリズムを刻む聖悟さんもそう。合わせてるというより自然に合ってるように見える。
そんな心地よい音空間の中で
やっぱり山田さんの歌詞、すごいなと改めて思ったのでもありました。
パッと聞き、耳触りが美しい言葉たちなのですが
意味として情景として捉えるととても繊細で鋭いことを言っていて、
さらにそれだけでなく
言葉そのものの遊びもたっぷり。
たとえば
「急に白けたみたいに朝がやってきて
夢のような出来事が夢のように消える」
「白けた」のダブルミーニングやら
「夢のよう」の2種の意味を連ねるところとか。こういうフレーズがゴロゴロあるんだよな。
前世のどこかで、平安の和歌名人だったと思う。
そんな方から
「天元さんならクレイジーキャッツになれる」なんて光栄。
んなこと言われてその気になって!!
まだまだご覧いただけますので、
よろしければ♪
https://youtu.be/l5bWOn4qWqI高円寺ウーハ 天元ふみ ふれでりっひ書院 4月25日(日) - YouTube