電車の中で
ジンジャー爺を
見かけた。
かつてのバイト先の常連さん。
通称ジンジャー爺。
時給900円分の
私の微笑みに
しょうが焼きランチのページを
無言で指差す
ジンジャー爺。
ほとんど毎日やって来て
違うメニューを注文することもなく
ファミレスで
1言も
言葉を発することもなく
さっと食べて
毎日同じくらい残して
いつの間にか
いなくなってる。
これと決めたら
一筋一途な
ジンジャー爺。
なのに
電車の中での
ジンジャー爺は
3回も
座席チェンジ。
しかも
1駅の間に。
そして
いつの間にか
隣の車両へ。
うぅむ
やっぱり謎だ。
あ、こっち見た!