初めての稲生座は26歳の時。
森永アキラさんに紹介していただき
「へー。渋い映画館みたいな名前のライブハウスがあるんだな」なんて思った。
先輩から「稲生座でやるのか!」「すごいな」と言われ
ん?そうか、すごいのか。やったー。
意味もわからず少しテンションが上がったけれど
その「すごい」の意味を
あの時は本当にちっともわかっていなかったと思う。
今でも上手く説明はできないけど
20代キラキラ弾き語り女子が出るライブハウスではないということは断言できるし
その後、定期的に出演させていただいたことを考えると
当時20代の私が
キラキラ弾き語り女子でなかったことは確かだ。(わかってたけどさ)
「ワルい大人の楽しい溜まり場」という雰囲気が
柱に、壁に、天井に、ステージに、照明に
染み付いているライブハウス。
ここで言う「ワルい」はもちろん「悪い」とは違うわけで。
私が勝手に憧れている「70年代」ってこんな雰囲気?って思う。
時代錯誤とかマニアックとかでは決してなく
みんな優しいし良心的だし新しいし
音楽素晴らしいし、懐が深い。
私のような若輩者の音楽も真剣に聴いて受け止めてくれる。
「渋いことが正義」「〇〇じゃなきゃ」みたいな狭さも全くない。
絶妙なバランスで保たれている珍しい空間だよなーと思う。自由だなーと。
ただ、やはり背筋がシャンとする。
そんなライブハウスなのです。
明日歌うのです。
6年ぶりなのです。
聴きにきて欲しいのです。
10/14(土)
高円寺稲生座
⭐️6年ぶりくらいかも!!是非是非
【開場】19:00/ 【開演】19:30
【出演者】天元ふみ(1番手)/近藤英人&長井シン
【料金】¥1650(別途1Drink)