「雨本さんて、アングラって言われるの嫌な人？」
アングラプリンセスこはみんに聞かれました。
決してイヤではないので
「イヤではないですよ〜でへへ」とお返事しましたが
その後、なんとなくもやもやしたので
とりあえず辞書で「アングラ」と引いてみました。
↑アプローチがクソ真面目。
アングラ
1.アンダーグラウンドの略。
2.1960年代に起こった、商業性を無視した前衛的・実験的な芸術運動。
はは〜〜ん
なるほど。
「アングラ」と言われて
どうしてもやもやするのか
ちょっとわかった。
2.の意味を解釈すると
アングラというのは
ポップとキャッチーを排除し
徹底的にマニアックで
挑戦的な姿勢のパフォーマンスってことですね。
私は活動始めて6年くらいですが
最初の頃は
「私の右脳を絞ったら吐き気がするようなエスプレッソ」だ
「音を響かせてキャットフードかじる」だ
「昨日まで無かったマンホールに落っこちる」だ
意味わからん歌詞を
下手なギターで
地味な服着て歌ってました。
その頃の私は、
とてもマニアックで
挑戦的であったと思います。
アングラであったと思います。
しかし
それではあまりに誰にも愛されないので
ポップになろうとしました。
歌詞は過激にわかりやすく
衣装は未成年期のジュクジュクした感情を持ち込みたいのでセーラー服にして
あら、わかりやすい。
目を剥いて、言葉を飛び散らして
ときには無軌道に踊って
ほうら、キャッチー。
というように
自分なりに
わかりやすくポップに
演出を変えていったら
なんとなく
1960年代アングラ演劇風の仕上がりになってしまったのですね。
その頃から
アングラ、と言われることが増えてきました。
戸川純好きでしょ、とか。
あんまり言われるから聞いてみたら
好きでしたけど戸川純。
そうなんです！！！
あまりにも前衛的でマニアックだった
すなわち
真のアングラであった自分を
キャッチーにしようとしたら
アングラ演劇風に仕上がった。
ということなんです。
でも、このご時世
アングラ演劇風のものというのは既に
前例がありまくるので
ちっとも前衛的でない
つまり
アングラ演劇風のステージはアングラではない、と
私は思っているわけです。
わかりにくさ上等！
と前衛的で挑戦的であった
真のアングラ期は
誰にもアングラと言われなかったのに
キャッチーになるため
印象に残るため
アングラ演劇風のスタイルでやりだしたら
アングラと言われるという矛盾。
なんだよ、結局スタイルかい！
精神や態度の話ちゃうんかい！って
もやもやしちゃうんですね〜〜
ま、でもぐちぐち言ってきたけど
メジャーじゃないんだから
ざっくりアングラってことで
オールオッケー〜〜🙆
ちなみに、ロックという言葉にも同様のもやもやを感じます。
昔のロッカーみたいな髪型して
服装して
上手にコピーすることの
何がロックかと。
挑戦的であれよ
斬新であれよ、と。
でも、そういう「懐かしロック依存者」に限って
やたら「ロック」「ロック」言ってきて
私なんだか
もやもやしちゃうの。
うふふ。
こはみんが呼んでくれた
1/13の下北沢ライブは
アングラとかロックとか
もうどうでもよく
寄席のようにほのぼのとしたものが根底に流れたうえで
三者三様に計算され尽くしたキチガイ感を演出しており
とても良い夜だったのではないかと思います。
密度の濃い、熱のある、オリジナリティ。
1/18(水)吉祥寺BLACK AND BLUE
アコースティックジャンボリーday1
『松本裕presents〜パンとミルクと音の旅〜』
開場18:30
開演19:00
￥2000（1/18〜1/20の3日間ライブ見放題、各日1ドリンク別）
出演:MUYOKU/齊藤さっこ/雨本ふみ/善々/松本裕
1/24(火)
高円寺U-ha
http://coffeeuha.web.fc2.com/
¥2000+1drink
19：00オープン 19：30スタート ￥2200+1drink
辻村マリナ/雨本ふみ/齋藤さっこ
んで 1/26〜1/30東北に行って来ます
1/26(木)仙台 国分町BAR楽屋
1/27(金)山形県鶴岡市 風来奏
1/28(土)山形市 オリハント
1/29(日)山形市 Sunny Side Cafe
2/2(木)高円寺稲生座
19:30開場 20:00開演
o0+dr
ママさんズと対バン！
2/3(金)高円寺彦六
雨本ふみ企画「ふみあはせ」
今回のゲストはあべあいこちゃん！
18:00開場 20:00開演
投げ銭制
2/6(月)吉祥寺Manda-la2
開場18:30 開演19:30
￥2200+dr
2/12(日)大森 風に吹かれて
岡本主任企画
17:00開場 18:00開演
￥2000+dr
2/19(日)大久保 ひかりのうま
開場18:30 開演19:00
800+dr
